私は、1997年に自治医科大学を卒業し、地域の総合診療医として山間へき地や離島の診療に携わりました。そこでの勤務経験から、地域の総合医になるためには自分の核になる専門的な技術・知識の習得が非常に重要だということを感じ、その後は消化器外科医としてがんをはじめとする消化器疾患の専門医療を行ってきました。
消化器とは、食べ物の消化吸収にかかわる内臓のことで、その大半はおなかにあります。おなかは最も多く臓器がある場所で、その病気は多彩・多岐にわたります。人のからだで大きな部分を占めるおなかの不具合を外科的・内科的な視点で診療することは、全身を診る上でとても大切だと思います。
外科専門医として多くの患者さまの病気と人生に関わってきたことで、専門医療の範囲にとどまらず、ふたたび総合診療医として地域のみなさまの健康で幸せな生活のお手伝いをしたいという気持ちが強くなり、このたび所沢市東町にてクリニックを開設しました。
当院では、この地域のかかりつけ医として、消化器疾患だけではなく高血圧や糖尿病、高脂血症などをはじめとする慢性疾患の診療、健康に関する様々な問題のご相談など、みなさまの健康で豊かな人生のお手伝いをさせていただきたいと思っています。